セックスフレンド
――翌日。土曜日。
あたしは、瑞希くんに会いに行くことを決めた。
それに、渡したい物もあった。
瑞希くんの、お泊まり用のルームウェアと下着。
あたしには必要ないから。
部屋に置いていても辛いだけだから。
あたしの家から瑞希くんの住んでいるマンションまで電車で1時間くらい。
瑞希くんは、会社の借り上げたマンションに1人暮らししていた。
何度か遊びに行ったことがあるし、マンションは電車を降りてすぐの所にあるから場所は覚えていた。