セックスフレンド


瑞希くんは、今、あたしの目の前にいる彼女と……

華やかな顔立ちにバッチリなメイク。
緩くウェーブのかかった柔らかそうな髪。
細身で華奢そうな体をしている。

多分、あたしより年下。

「瑞希にどんな用事なんですか?」

「あの…これを渡しておいてほしいんです」

ルームウェアと下着の入った袋を渡した。

「分かりました。渡しておきます」

彼女が受け取った、その時だった。


「ありさ、誰か来てるのか?」


瑞希くんの声がした。

緊張が走る。

「瑞希にお客さんだよ」

玄関の方へくる、瑞希くんに彼女が言った。
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