セックスフレンド
「マナ…」
うつむいていたあたしは顔を上げた。
「これ、瑞希にだって」
彼女があたしが渡した袋を見せた。
「あの…それ渡したくて来ただけだから…帰るから」
これ以上ここにいたら、窒息してしまうかもしれない。
瑞希くんが他の女の人と一緒にいるところなんて見たくない!
「お邪魔しました」
そう言って。
ふと瑞希くんを見た。
そして、あたしは気付いてしまった。
瑞希くんの首筋に赤い跡…
キスマーク。
つまり、2人はそいう仲なんだ……。