セックスフレンド
「そういえば、哲也さんとミカちゃんって、貴広が紹介したんだよね」

「そうだよ」

「何で紹介しようと思ったの?」

「同じ時期に、誰か紹介してくれって頼まれたから。ちょうどいいと思ったんだよ」

「貴広は縁結びをしたんだね」

「そいうことになるな」

貴広がふいにあたしの肩を抱き寄せてくる。

会話が途切れて、あたしの胸は高鳴る一方。

つき合い出したばかりで、こいうことにまだ慣れない。

身が持たなくなりそうで、

「コーヒー飲む? 淹れるね」

そう言って体を離そうとした時だった。

更に強く抱き寄せられ、動けなくなってしまった。
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