セックスフレンド
瑞希くんのことで、苦しかった時。

貴広がいてくれてどれだけ救われたことか。

支えてくれたことに感謝してる。

そして、セフレがいたとう過去も受け止めて、あたしとつき合ってくれている。

そんな人中々いないと思う。

「マナの言葉信じるよ」

「うん」

あたし達は見つめ合った後、唇を重ねていた。

どんどん激しくなっていくキスに力が抜けていく。

押し倒され、貴広があたしの胸に触れた。

胸に触れるという行為は、初めてのことだった。

いつもキスのみだったのに……

「マナが欲しい──」

貴広があたしの目を見て言う。

「……」

「今まで、自信が持てなくて、踏み込めなかったけど。
マナを信じようって決めたら、全部欲しくなった」

「あたしも貴広のこと欲しい。もっと知りたい。教えて」



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