セックスフレンド
同期の子は、あたしと瑞希くんが、どいう関係だったか知らない。

「どうする? 今日声かけられたら?」

なんて楽しそうに聞いてくる。

「そんなことあるわけないし。チラチラ見てるのも気のせいだよ」

「気のせいかなー?」

あたしは、それ以上何も言わなかった。

さっきから、視界に入るのは、瑞希くんがあたしを見ていたから?

そんなわけない。

仮にそうだとしても、あたしにどうしろと言うの?

「今、マナのこと見てるよ」

そう言われて、瑞希くんをチラッと見た。

すると、視線がぶつかり慌てて逸らした。








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