セックスフレンド
披露宴の後、集合場所だったホテルに戻り、二次会が始まった。

あたしは、ミカちゃんを含めた同期メンバーの子達と盛り上がっていた。

「ねー? マナ、何か忘れてることない?」

「え? 何?」

あたしは首を傾げた。

「もう。彼氏の紹介だよ」

「あーっ」

そうだった。

紹介してねって言われてたんだ。


「貴広」

友達の輪の中にいた、貴広に声をかけた。

「マナ、ちょうど良かった」

「え?」

「オレの高校の時から腐れ縁で悪友」

そう言って、貴広は5人の男の人を紹介してくれた。

「で、オレの彼女の紺野愛未」
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