セックスフレンド
神様──
瑞希くんを助けて下さい。




しばらくして、玄関のチャイムが鳴った。

玄関を開けると、ミカちゃんが立っていた。


「テツから迎え頼まれたの」

「そう…」

「マナ、顔が真っ青だよ」

「……」

「準備できてる?」

「ミカちゃん……。瑞希くんが……。この世からいなくなったらどうしよう……」

「何考えてるの?」

「どうしよう……。どうしたらいいの……」

あたしは、ヒドク取り乱していた。

咳を切ったように涙が溢れてきた。

「落ち着いて」

ミカちゃんが、あたしの手を握る。
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