セックスフレンド
彼女じゃないけど。

葉月ちゃんと結月ちゃんの前では、彼女ということにしておくことにした。

幼い子供相手に関係を否定するのもどうかと思ったし。


「あら、紺野さんって、瑞希の彼女さんなの? あの子迷惑かけたりしてない?」


瑞希くんのお母さんが聞いてくる。

どうやら否定しないあたしを見て彼女だと思ったらしい。


「いいえ。全然、迷惑かけたりしてませんよ」

ここは彼女の振りをするしかない。

「こんな可愛いらしい彼女がいたら、瑞希も家に寄り付かないわけだ」

フフとお母さんが笑う。


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