セックスフレンド
「じゃあ、今日は帰ろうか? オレとミカは瑞希が目を覚ましてから見舞いにくればいいし」

「うん。そうだね」

ミカちゃんが哲也さんに同意して、帰ることにした。

「哲也さん、瑞希くんの家族はどこにいるんですか?」

「あぁ。入院手続きの書類なんかを書かされてるんじゃないかな」

「そうですか」

挨拶したかったけど、今日は会えそうにないな……。

そんなこと思っていたら、受け付けの所で瑞希くんの家族に会えた。

眠っていた結月ちゃんと葉月ちゃんは、目を覚ましていた。


「今日は、わざわざ、ありがとう。また見舞いに来てあげてね」

お母さんが優しい口調で言う。
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