セックスフレンド
体が交われば。
そこに、年上も年下もなかった。

瑞希くんに全てを任せてあたしは抱かれていた。

罪悪感も後悔もなかった。


あの時、瑞希くんは日曜日も一緒にいてくれた。


『また遊びに来てもいい?』

瑞希くんは帰り際に言った。

『うん。いつでも来て』

あたしと瑞希くんは、携帯を教え合って別れた。




――これが、あたしと瑞希くんの出会い。

そして、始まり。


「あれから、2ヶ月か…」

あたしが、ポツリとつぶやくと、

「何が、2ヶ月?」

瑞希くんが目を覚ましていた。
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