365日。





その言葉を聞いた凛人は、安心した様に口元を緩ませた。





「好きだ、千尋」



こうして凛人はまた、あたしに"伝えてくれてる"の?



あたしも伝える。





「あたしも、凛人が大好き」







2月14日のとあるカフェ。


2人の左の薬指に、シルバーの指輪が光っていた。






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