365日。
「あー眠い」
「……」
屋上に着くなりあたしに正座をさせ、膝に頭をおき静かに寝息をたて始める凛人。
「あー眠い」って、いつかのあの日も言ってたよね。
またこうしていられる事が、凄く幸せに感じる。
……あの時のあたし達って、結構危なかったんだよね………
あたし、どうなっちゃうんだろうって、凄く不安だった。
でもまたこうして、凛人の隣にいられて嬉しい。
あたしもその幸せそうな寝顔を見たあと、静かに眠りに落ちた。