復讐と言う名の愛をプレゼント



『だっ...だったらなんで!?』

やけにしつこく言ってくる唯に違和感を覚えながら
私は

『もぅ、終わったから』

と、きっぱりと言い放った。

唯も私が復讐なんてする気がないってわかったらしく
それ以上私に言ってこなかった。

ただ唯は最後に

『私は、どんなことがあっても友達だよっ』

なんていきなり訳のわからないことを言ったけど
その話題はやめたかったからその言葉をながした。

その日は
唯とは他の会話をして
そのまま学校で過ごして
賢汰と一緒に帰った。

週に3回賢汰と一緒に帰っているけど
私とは家が反対方向なのに
毎回私の家まで送ってくれる。
ホントにステキな彼氏だと思う。

私は
家に帰ってからレンタルショップで借りたDVDを見て
夜ご飯をお母さんと2人で食べていた。


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