復讐と言う名の愛をプレゼント



今日だって
教室でケンカ。
恥ずかしいったら。

『もぅいいっ!!出て行って!!!』

『ぁあ、そうか出ていくよ。』

そう行って賢汰は教室から出て行った。

『はぁーあ....』

思わず教室で漏れるため息。

『また、優毅さんの事でケンカ??』

唯は、そんな私に気を使って話し掛けて来る。

『まぁ、ね....』

『結局、麗那はどっちが好きなの????
賢汰くん?
それとも優毅さん??』

そんなの答えは決まってるよ。
付き合ってるんだから

『け、んた...だよ?』

この答えに罪悪感があるのは秘密だ。
言えない。
"わからない"なんて。

『そ、そう....』

唯は少し動揺していたけど気づく事は出来なかった。

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