復讐と言う名の愛をプレゼント
私には、傷付く話だなぁ....
純南先輩に大切な幼なじみを取られるなんて...
私はその場に行くことが出来なくて、
走って自分の教室に戻り先に学校を出た。
──今日は家に帰りたくない。
そう思った私は
唯に連絡した。
「もしもし、唯?今日泊まっていい??理由は聞かないでほしいの。」
わざと早口でいった
《??うん、いい...けど...》
「ありがと、着替え取ったらすぐそっちに行くね。」
そう言って電話を切った。
私は玄関を出て家へ向かった。
ふと、自分の頬に指を添えた。
......やだ....
私、
なんで泣いてるんだろう.....?
私は気付いた事実よりも
早く学校を抜け出したくて
優毅から逃げたくて
何故泣いていたのかは、あとで考えることにした。