復讐と言う名の愛をプレゼント



『んで??どうしたの??』

唯は聞いてくる。

『ごめん、唯、私、好きかわからない。』

『ど、どうゆうこと..?』

唯は動揺して聞いてくる。


私は今日あったことを喋った。

『なるほどね~....
んぢゃぁ、優毅さんのことが好きなの??』

『わ、わかんない....』

正直好きなんて分からないよ...

『だよねー.....でも、とりあえず、賢汰君の事は好きではなさそうだよね??』

気付きたくなかった。
でも最初から分かってた。

私は多分賢汰を好きじゃない。

それを認められなかったのは
自分の弱さだ。
賢汰を好きでいたいって気持ちが強かった。

それを自覚してしまった今、嘘はつけなかった。

『多分、好きぢゃない....』

私は泣きながら答えた。


< 44 / 100 >

この作品をシェア

pagetop