復讐と言う名の愛をプレゼント
私はトイレに来た。
全く、誰のせいだと思ってんのよ...
優毅がモテるからダメなんだよ!!
てゆうか
なんでモテてるかなぁ?
昔は
弱々しくてモテなかったのに!
私だけの
私だけの優毅なのに...
いつからこんなに独占欲が強くなったんだろ?
こんなんぢゃダメだと思い
手を洗って
『うしっ!』
と気合いを入れて
ほっぺをぺちぺちと叩き
トイレを出た。
廊下を歩いていても
考えるのは優毅の事ばかり...
ふと時計を見ると
時間は12時45分。
ぁ!!やばいっ
司会1時から始まるんだ!
もぅ
行かないと!!
私は急いで体育館に向かおうとした。
『ぁ、あの松井麗那さん!!!!』
誰かの声がして後ろを振り返ると
そこには
『あぁ、松坂くん』
あまりに喋ったことのない松坂くんがいた。