復讐と言う名の愛をプレゼント



ナイスタイミングすぎて笑えない。

『だって、ほら行こう?』

男の人は私の手を取って前へ進みはじめる。

『んぢゃぁ、お言葉に甘えて、行ってきます。』

行かなければならないと観念した私はおとなしくその人についていった。

体育館裏に着き

『俺とつきあって?』

言われた言葉。
嫌な予感は的中。

私断るの苦手なんだよね
私はモテるって訳ぢゃないけど
人生で何度か告白された事がある。

ほとんど断っていたけど私は何に関しても断るのは苦手だ。

『.....ぇっと、私あなたの名前知らないし、あなたにはもっと素敵な人が居ると思うのでごめんなさい。』

今回もいつもと同じ言葉で断る。

『んぢゃぁ、これから知ってて?』

と、毎回こんな感じで言われ、例外もなく今回も言われた。

『んぢゃぁ、お友達から』

私はその言葉を言ってその人に手を差し延べた。

その人と私は握手をし、その人の名前を聞いて
その人の前を後にした。

< 83 / 100 >

この作品をシェア

pagetop