復讐と言う名の愛をプレゼント
まぁ、そんな唯が私は好きだけど、
恋愛の一つや二つしてほしい。
唯に恋愛でも幸せになってほしいし
応援したいっ!って思ってる。
『ぁっ!そういえば、賢汰くん、ずっと麗那のこと探してたよ!!』
ぁ
忘れてた...
賢汰よりも優毅のことで頭がいっぱいだったことに
少しだけ罪悪感を感じた。
だけど
好きとかじゃなく
ただ
久しぶりに会ってビックリしただけ。
『ぉーいっ!れいなぁー?』
『ぇっ!?な、なに!?』
おっと..
ぼーっとしてた
『なに?いきなりぼーっとしちゃって..どうかした?』
唯は心配して私の顔を覗き込む。
私は親友の顔にかわいさを感じながら
『ううん、なんでもない。』
と、笑顔で言った。
『そぅ?ならいーけど』
唯は不思議そうに首を傾けた。