復讐と言う名の愛をプレゼント
『別に。気分で。』
私は最低なのとアピールするように答える。
だって本当のことなんか言えるはずない、
優毅が純南先輩と仲いいから嫌で帰って来ました。
なんて、
言えるはずがない。
てか、言いたくない。
『気分ってわけわかねーわ』
『私気分屋なの。』
これが私よと言わんばかりに言葉を紡いでいく。
これだから
中学の時イジメにあったのかな?
でも、今は負けたくない。
この、最低な私を見て
誰もこれが嘘の私なんて気付いた事がなかった。
『ぁ、そうそう。私明日他の人とまわるから』
気付けばまた嘘を繰り返す。
『はぁ、なんだよそれ』
冷静に対処する優毅だけど
内心はイライラしているだろう。
分かっているのに止められない。
こんな最低な自分に今更嫌気が刺してきた。