復讐と言う名の愛をプレゼント



『なぁ、なんで機嫌悪かったの?』

そう聞いてきたのは
食事が終わり、二人で食器を洗っているとき。

『ん~....?』

言いたくない私ははぐらかすように返事を返す。

『俺、なんかした?』

『してないと思う。』

笑顔で答えた。

てゆうか、むしろしてない。
私が勝手にヤキモチ妬いたんだから。

『俺と一緒にまわりたくない?』

そんなことない。

でも

『だって、好きな人いるのに私と回るなんて変。』

だって、優毅は、
純南先輩に告白してた。

"学校では、私達の秘密なんだから"
"俺、好きすぎて押さえられねーよ"

私の頭に巡る二人の会話。

あきらかに親密って感じ。


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