好きなんてありえない!!


…怖い、梓の目を見れない。

うつむいていると

「由美ぃ…顔上げろよぉー」

梓が笑顔で言う。

フルフルと首を振ると

「まぁあんたの顔なんか実際見たく
ないし…いっかぁ♪」

そい言い近づいてきた。

「ねぇ…生徒会長さん、こいつ最低
だよ?ホント馬鹿だよねぇ、騙されてるんだよぉ!?」

突然口調が変わり先輩目の前に立つ

「こいつさぁ、逃げたんだよ!?
裕太殺しといてさぁ~」

「……っ」

今すぐこの場から消えたかった。
もぅあの頃の話はしたくないし
聞きたくもなかったのに…。



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