好きなんてありえない!!

「梓…………」

泣き出す梓へ由美が近づこうとする


「来ないでっ!!!!!」

梓は叫ぶと立ち上がり
由美を見るとまたしゃべりだした


「あたしと裕太は家が近所で幼馴染みだったの
小さい頃からずっと、ずっと裕太が好きだった
あたしと裕太が付き合うんだって心のどこかで
思ってたんだ………」


「なのに…!!!あんたが裕太に
告白するとか言い出して………
本当は裕太は断るだろう。って思ってたから
笑顔で応援した、いやするふりをしたの


そして
告白してきた由美に
どうだったか聞いたら


「OKもらっちゃった」

って笑ってたよね


その時のあたしの気持ちなんか
わかんないよね」



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