好きなんてありえない!!


「嫉妬、悲しみ、イライラ………

自分でも分からないくらい…
とにかく本当に悲しかった。



それなのに毎日あんた達が
話してるのを近くで
見なきゃいけない…………



辛くて苦しかった


そしたらさ
ふ、と思ったの



由美から裕太を取り戻せばいいって。
簡単なことだよね…

でもそれだけじゃ気がすまなかった


由美を傷つけて…独りにして
それでもやっとあたしの
気が少しすむくらい…



それくらいあたしは
由美が憎くてたまらなかった


だからたくさん裏切って
傷つけようと思ったの」


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