好きなんてありえない!!

先輩はニイッと笑うと

「あぁ、この子?…俺の彼女♪」

爆弾発言をさらりと言ってしまった。

「なっ……嘘!あり得ないわ!」
「そーよそーよ!!」

ファンクラブの人達も
グチグチと言い出した…。

「んー…じゃあ、こうしたら認めて
くれるよな?」

そう言うと私にいきなり
キスをしてきた

「きゃああああーっ」
夏実とファンクラブの人達が叫ぶ。

「んんんーっ」

ドンドンと先輩の胸を叩く。

「お、悪ィ」

「ーはあっ!もう!!何なんですか!
いきなりっ!!」

「だってこいつらが…」

「だからってき、キスしなくたって
いいじゃないですか!」

「いやぁ、これが一番
分かりやすいかなって」

「と、徳田さん…」

夏実がゆっくりと喋り出す。



< 27 / 142 >

この作品をシェア

pagetop