好きなんてありえない!!
「私は…私は絶対あなたを…
許さないから!!覚えてなさいよ!
いつか、いつか…あなたを後悔させてやる!」
そう言い残すとファンクラブの人達と
すごい勢いで
校舎の中へと消えていった…。
「せ、先輩……」
「由美、どうした?」
「どうした?じゃないですよ!!
どうしてくれるんですか!!」
「まぁ、終わったことだし
気にすんな!」
先輩はニッコリ笑うと私の手を握り
校舎へと歩いて行く。
はぁ、どうしよう。
どんどん先輩に流されていってる
気がする…。