好きなんてありえない!!


「ねぇ」

「は、はい…」

「名前は?」

「と、徳田由美です…」

「何で昨日最悪なんて言ってたの?」

「あ、あの、その…高校生活は
静かに過ごそうと思ってたのに…」

「入学式早々目立ったから?」

「…はい」

何で高校生活を静かに過ごすんだ?
普通楽しむべきだろ…。

「なんで静かに過ごすの?」

何となくの質問だった。

「…っ」

「え…」

突然泣き出したのだ



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