好きなんてありえない!!


「もしもーしって…何?誠也か。
ウチに何の用!?」

「んなイライラすんなよ」

「するに決まってるでしょ!
せっかくテレビいいとこだったのに」

そんな事かよ。と思う

「で?何の用なわけ?」

「明日転校してく…「園田梓の事?」

まだ人が喋ってるだろうが…。

「その子がどうしたのよ」

「生徒会メンバーの「書記に入るわ」

一度ならず二度までも…
深呼吸して怒りを落ち着かせる。

「そいつを生徒会メンバーから
外せないか?」

「はぁ!?何言ってんの?明日には
来るし、ほぼ決まってるじゃない…」

「“ほぼ”だろ。まだ完全に決まった訳
じゃねぇ。少しの確率に賭けねぇと…
最初から諦めてんのと同じだろ」

「…分かったよ。私、その子の連絡先
知ってるから聞いてみる」

「ありがとう、頼むな」

電話を切る。
次はー…池田か……。



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