好きなんてありえない!!


…あいつ何考えてるか
分かんねーんだよな…。
とりあえず電話をかける

「はぁい」

「宇佐美か?」

「あれぇ?会長さんじゃないですかぁ
どうしたんですかぁ?」

「明日転校してくる園田梓
っていただろ?」

「園田梓…あぁ、いましたねぇ…
生徒会のメンバーにも
入るんでしょぉ…?」

「ああ、だけどそいつを
入れないようにしたいんだが…」

「……分かりましたぁ」

え!?呆気なく納得した。

「い、いいのか?」

「別にぃ私生徒会滅多に行きませんしぃ…新しいメンバーなんか興味なんて
ありませんからぁ…」

「そ、そうか…」

今こいつサラッと酷いこと言ったな。

「それじゃぁ~」

「あ、あぁ…」

電話を切ると玄関から声がした



< 56 / 142 >

この作品をシェア

pagetop