好きなんてありえない!!

大切



部屋で布団に潜りこみ
先輩が来るのを
待っていると

ーピンポーン

「先輩……」

布団から顔を出し
部屋をでる。

恐る恐る1階へいき
玄関の前に立つ。

「…先輩」

ドアを開けると

「こんばんはー」

「なんで…」

「えーアレちゃんと
見たかなぁーって♪」

そこには不気味に
笑う梓がいた。


「…出て行って」

「え?聞こえなーい」

「で、出て行ってっ!」

「ざけんなよ」

ーグイッ

梓が由美の髪を
引っ張る。

「った…」

「誰に向かって口
きいてんの?」

「髪っ…離して!」



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