好きなんてありえない!!
「当たり前だろ。お前が告ってきて
何となくオッケーしたわけ」
「そ、んな…」
「え?何?俺が本気でお前のこと
好きだと思ってたの?」
「だって……」
「俺さぁ、お前に直接好きなんて
言ったことねーし」
「え、あ……」
そういえばいつも私が言ってるだけで
裕太から聞いたことは1回もない
ことに気づいた。
メールではあるけど直接はない。
ー私だけだったんだ…
「あー、泣くとかめんどくせぇ」
「え…」
気がついたら目からボロボロと
涙が溢れていた。