危険な彼と危ない初恋
第一章
突然の再開
《美羽side 》
「皆~!おはよー!」
「おお。おはよ!」
私の住んでいるこの島は、かなりの田舎でTV (テレビ)だって、たったの4局しか映らないし、ショップなんてほとんどない。
きっと、都会に住んでいる人はこの島をつまらないって言うんだと思う。
だけど凄く美しい海、潮の匂い、波の音。
全てがキラキラして見えるんだ。
私は、このブルーの海に囲まれた島が大好き!
「美羽!今日は何すんの??」
そう、聞いてくるのは私の友達。
「うーん・・・そうだなぁ…」
「俺らにも勝てるもんにしろよ!」
「わかった!じゃあ、サッカーしようよ!」
「おお」
私は、この島で遊ぶのが大好きだ。
お母さんには、これでも女の子だからもうちょっと女友達と遊んでみたらどう?
って、よく言われたけど私には、やっぱりこれが合っている。
外で体を動かすのが一番だ。
そして、一番楽しい!!