危険な彼と危ない初恋
桐くんは、私を見つけると穏やかな笑みを作った。
――あぁ、こんな姿でさえ絵になるよ・・・
「桐くん!遅くなってごめんね?」
「あぁ、全然待ってないよ。俺も今来たとこ」
優しいなぁ・・・・・
きっと、もっと前に来てくれてたんだよね?
「それにしても、懐かしいな。この島もあの時から全然かわってねぇし」
「そうだね。私もこの島大好きだよ」
「お前も、綺麗になったな」
「へ??」
何言ってんの?
私が、綺麗になった?
ないないないないないない!!
断じてそんなことはない!!
「その服も可愛い」
「~~~~……/////////」
私は、桐くんの言葉があまりにも直球すぎて言葉を失ってしまった。