危険な彼と危ない初恋
ザワザワザワザワ・・・・・・・・・・・
ん?
なんか、あっちが騒がしいような・・・・・
「ねぇねぇ、あっちって何かあんの?」
「あぁ、なんでも東京の有名なバスケットチームが合宿してるとか・・・・・・
・・・・・・・・って、おい!聞けよ!!」
『東京』私は、その言葉を聞いたときはもうすでに、足が動いていた。
すごーい!!!
都会だ!都会だ!!!
いいなぁ!きっと強いチーム何だよね?
戦ってみたいなぁ!!
・・・・・・・でも、そこには沢山の人だかり。
しかもよく見てみれば女子ばっかり。
なんでだろう???
私は、この人混みをかき分けて体育館へと近づいて行った。
だけど、そこで目に映ったものは
凄い勢いでパスを回していた人達。
目が離せなくなってしまった。
なぜか、吸い込まれて行くよう。
・・・・・凄い凄い凄い凄いー!!!!!
凄いよ!!!
・・・・・・・・ズドンッ!!!!
一瞬で、目に飛び込んできた。
誰もが目を奪われてしまうような、迫力のあるダンク。
その人から、目はもう離せなくなり一瞬でココロを奪われてしまうような感覚に襲われた。
本当に一瞬の出来事で。
体育館に駆けつけた女子達も、もう完全にその人の虜。