危険な彼と危ない初恋
――――そして、美羽と久しぶりに再開した。
前と変わらない純粋な目。
俺は、そんな美羽に無性に腹がたった。
人間なんて、信用していいものじゃない。俺を、その信じきった目でみるなっ!
俺は、めちゃくちゃにしてやろうと思った。
きっと、こいつも他のやつらと同じなんだから・・・・・・
それを知った美羽の顔は傑作だった。
俺を信じるなんてバカだ。
だけど、美羽は泣かずに溢れそうになる涙を必死でこらえていた。