危険な彼と危ない初恋
第二章
双子
《美羽side 》
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とうとう、この日がやって来た。
私も今日から、高校生。
あれから、やっぱり考えてみたけど私にはこの道しかない。
それだけは、分かったんだ。
「美羽~優雅~!!!!!!!寂しくなったら、いつでも帰ってきていいのよ?
悔いのないよう、頑張っておいで!」
お母さんは、力強い瞳で私の背中を押してくれた。
私は、お母さんのためにも後悔だけは絶対にできない。
「大丈夫だよ。お母さん。お休みの日とかは帰ってくるからね!」
「って、うわぁ!美羽!!!!!!!
もう、時間ねぇぞ!!!!!!!急げっ!」
「えぇー!待ってよぅ~」