危険な彼と危ない初恋
でも、目が合っちゃってるし、そらすのは良くないよね?
・・・・・・・・・・!?
ってか、なんかこっちに向かって来てない?
どうしよう。どうしよう・・・・・・・
――――やっぱり逃げよう。
私が、クルリと向きを変えて逃げようとした瞬間――――・・・・・・
「おい!美羽!」
「・・・・・へ?」
「お前、美羽だろ?何で、逃げんだよ!」
「あ・・・・覚えてたの???」
「ったりめーだろ?」
すると、桐くんはニッと笑ってみせた。
・・・・・ドキンッ!ドキンッ!
どうしよう。ドキドキが、止まらない。
それどころか、ますます激しくなっているよ・・・・・・