名無しのノート

ーーーーーーーーーーーーーーー

あの後、皆に謝った。
許してくれた。

ただ、余計に心配をかけてしまい、保健室に連れていかれた。

明日、またあるのかな。

私は、心配になりあの廊下にきていた。

あったら、絶対とめる。

廊下を曲がる。


…またあった。あった、あってしまった、気が遠くなる。

ノートを開く。そこにはこう書かれていた。

返却は明日の昼休み。
止められませんよ、片瀬瑠璃香さん。

私の名前が書かれていた。絶句。

これは、私が標的?

< 17 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop