名無しのノート
あれ、意外にあっさり解放してくれちゃう感じ?

「さあ、出なさい」

こいつアホか?手足縛られてるのに、どうやって出るんだよ!

「あ、すいません」

気づくの遅っ!
馬鹿相手だと頭が痛くなる、大人でもそうらしい。

「はい、家までお送りします」

随分と親切だな、逆に怖いぞ。

「間宮君は?」
「坊っちゃんもです」

そう、てかこの人見たことあるな、誰だっけ?

「小野さん、ありがとう」
「いえ、すみませんでした」

誰だっけ?まあ、あとで聞こう。

「で、じいちゃん止めたの?」
「いえ、それが…」
「止めてないのかい?」
「はい、恐らく」

なんとなく、悪い内容なのは、分かった。
< 27 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop