名無しのノート
大岡の新章
わたしはふらふらと、屋上の片隅にあるノートに手をかけました。
手が震えてノートを開けられません。
谷中さんが、近づいてきます。
駄目です、谷中さんまで巻き込んではいけません。
「なんだい、それ?」
「…い、いえ、にゃんの問題もありません」
噛みました、凄く恥ずかしいです。
「なにそれ…ノート?」
「…だ、だから、にゃんでもありま、せん…」
わたしは、屋上から去りました。
…噛みました、二度も。
もう恥ずかしくて、顔もあわせられません。
手が震えてノートを開けられません。
谷中さんが、近づいてきます。
駄目です、谷中さんまで巻き込んではいけません。
「なんだい、それ?」
「…い、いえ、にゃんの問題もありません」
噛みました、凄く恥ずかしいです。
「なにそれ…ノート?」
「…だ、だから、にゃんでもありま、せん…」
わたしは、屋上から去りました。
…噛みました、二度も。
もう恥ずかしくて、顔もあわせられません。