名無しのノート
大岡達が向かう前夜。

公園に夜の帳がおりたころ、そいつは公園で笑っていた。
「ククク、もうすぐ、最終ノートだ。いや、ノートにはあいつらを最後まで見てもらおう。ククク、いいさ、あとはあの連中のために使おう。…なあ?」

台風並みの風が吹く夜の公園で、そいつは…静かに笑った。

「最後はやっぱり自分が示す。学校は消さない。あいつらを社会的に消そう。

みんなには迷惑はかけない」
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