Memory
あたしの新しい教室は2-B。
先生が先に教室に入って、どうぞと言われたら入ることになった。
そんなわけで今あたしは、教室のドアの前にいる。
中から「転入生を紹介するー」っと聞こえてきた。
いよいよだ…。
なんかドキドキしてきた。
「じゃ、入ってくれ」
あたしはドアを開けて中に入る。
「転入生の夜神月水だ」
あたしは黒板の前に立ってお辞儀をする。
「夜神月水です。これからよろしくお願いします!」
「じゃあ後ろの空いてるあの窓際の席がお前の席だ」
「はい!」
あたしは言われた席に向かう。
途中で何人かの女子に”よろしく”って声をかけられてすごく嬉しかった。
あたしの席は窓際の一番後ろ。
隣の席はちょっとヤンキーっぽい服装の茶髪の男子が座ってる。
「あの…隣よろしくね」
あたしは笑顔で言うけど無視されちゃった。
「気にすることないよ!」
ふと横の席から声をかけられる。
「あ…えと」
「あたしは凜子、長野凜子っていうの。このクラスの委員長なんだ、わかんないことあったら何でも言ってね月水ちゃん」
「ありがとう凜子ちゃん!」
凜子ちゃんはいい子だった、すごく明るくて優しそうで…。
すると今度は前から声がした。
「こらー…龍平、ちゃんとあいさつぐらいしろー…」
先生だった…。
龍平と呼ばれた彼はあたしを見る。
ちゃんと見ると彼は顔立ちが良くてアシメの茶髪とさっきは見えなかった銀のピアスがすごく似合ってた。
「うざい」
「はい?」
前言撤回…。
すごく口が悪かった。
「だから”うざい”、俺に話しかけんな色白女」
「……」
「龍平!!」
先生が怒鳴るとフンッといい教室を出て行った。
色白女ねぇ…。
確かに普通の人よりは白いかもだけど、その言い方はないだろうよ!!
…なんて、今更言わないけどね。
「気にすることないよ!!月水ちゃんすごくきれいなんだから、龍平のやつ…あとでシバく」
凜子ちゃんを筆頭に女子のみんながあたしに”気にしないで”と優しくしてくれた。
新しいあたしの教室での出会いはこんな感じだった。
先生が先に教室に入って、どうぞと言われたら入ることになった。
そんなわけで今あたしは、教室のドアの前にいる。
中から「転入生を紹介するー」っと聞こえてきた。
いよいよだ…。
なんかドキドキしてきた。
「じゃ、入ってくれ」
あたしはドアを開けて中に入る。
「転入生の夜神月水だ」
あたしは黒板の前に立ってお辞儀をする。
「夜神月水です。これからよろしくお願いします!」
「じゃあ後ろの空いてるあの窓際の席がお前の席だ」
「はい!」
あたしは言われた席に向かう。
途中で何人かの女子に”よろしく”って声をかけられてすごく嬉しかった。
あたしの席は窓際の一番後ろ。
隣の席はちょっとヤンキーっぽい服装の茶髪の男子が座ってる。
「あの…隣よろしくね」
あたしは笑顔で言うけど無視されちゃった。
「気にすることないよ!」
ふと横の席から声をかけられる。
「あ…えと」
「あたしは凜子、長野凜子っていうの。このクラスの委員長なんだ、わかんないことあったら何でも言ってね月水ちゃん」
「ありがとう凜子ちゃん!」
凜子ちゃんはいい子だった、すごく明るくて優しそうで…。
すると今度は前から声がした。
「こらー…龍平、ちゃんとあいさつぐらいしろー…」
先生だった…。
龍平と呼ばれた彼はあたしを見る。
ちゃんと見ると彼は顔立ちが良くてアシメの茶髪とさっきは見えなかった銀のピアスがすごく似合ってた。
「うざい」
「はい?」
前言撤回…。
すごく口が悪かった。
「だから”うざい”、俺に話しかけんな色白女」
「……」
「龍平!!」
先生が怒鳴るとフンッといい教室を出て行った。
色白女ねぇ…。
確かに普通の人よりは白いかもだけど、その言い方はないだろうよ!!
…なんて、今更言わないけどね。
「気にすることないよ!!月水ちゃんすごくきれいなんだから、龍平のやつ…あとでシバく」
凜子ちゃんを筆頭に女子のみんながあたしに”気にしないで”と優しくしてくれた。
新しいあたしの教室での出会いはこんな感じだった。