誘拐女子恋をするっ!!

「また来るわ!その時は顔見せろよ!!」

と、言い残して青空は出て行った。


「・・・、何だったの・・???」

奇妙なヤツ。世の中に変人なんていたんだ。

(もー1回寝よ・・・・)


モワモワ、気を紛らわしても、さっきの青空色が目に焼きついた。


離れない。


「・・・、どうした・・・自分・・」

心臓をドッ、ドッ、と、強く叩いた。




鼓動が早まるばかり。

振動が胸に伝わってくる。




ドッドッドッ




「早いよ・・・、」








こんな心臓なんて止まっちゃえばいいのに。




いらなかった。こんな自分。


家族なんてない。無くていい。むしろ、









     なくなってしまえー・・







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☆翌日☆

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