誘拐女子恋をするっ!!

また、保健室で時間をつぶしていた。今日は椅子に座って、ジャガピコを食べていた。

ポリポリ・・・・

「・・・、来ない・・・か・・」

何期待しちゃってたんだろう。馬鹿みたい。いや、馬鹿。

「授業出てあげるか。」


よいしょっと、椅子から立ち上がって、窓を何気なく開けて空を見てたら、

タタタタ・・・・・・・・


「ふ~・・」

タタタタタタ・・・・・・

「うお!!!!!」


いきなり出てきた人の髪が、青空と一致した。


「・・え??」



ドサッ!!!!

いきなり出てきて青空の下敷きになった。


「あー・・・、ごめん、ごめ・・・」

あ、そうだった。私、誘拐少女で有名だったんだ。

驚くよねえ。そりゃ。

「いや、大丈夫なんで、どいてくれませんか?」

「あっ!ごめん!ごめん!」

青空がこんなイケメンだったんだ。モテそうだなあ。バレンタインとかすごそう。

「君ってさ!!」

ガシッと、腕をつかまれた。

「美少女赤髪誘拐少女??!!」

ん?「美少女」と「赤髪」が増えた。バージョンアップ?

まあ、いいや。

「そうですけど・・。」

「いや~!噂どうり美少女だね~!!!」

「・・・、どうも・・」

こうゆう人はほっとくのが1番!!!

「それでは・・・。」


保健室を急いで出た。

何これ!!

顔が熱い!!そうよ!これはきっと、


死神からのお知らせ!!

絶対違う!!
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