眠れぬ森の美女
「ほらあ。

ぜったい姫様も尊敬するって行ったでしょう。

さすが、学校生活を大学までエンジョイしていた方はすごいですね!」

「はっはっは。それほどでも」

「・・・エンジョイしてたんだ。

学校生活。

ふーーーーん。」

「ほーお?」

「しまった!

おっまえ、のせたな?!

賢者!」

「これでも賢者ですから。

素直に本音をおっしゃったらいかがです?」

「・・・馬の骨だよ」

「馬のほね?」

「こんっなにかわいい娘だぞ。

どこぞの馬の骨かもわからんようなやつにかっさらわれて

学生結婚しますとかいわれたらとおもうと・・・っ!

く・・・っ!涙がとまらんのだ」

「信じませんよー。

役者の涙なんて」

「そんな理由?!

私そんなにませてないわよ」

「色気ないって有名らしいですよ」

「ちょっと!」

「こないだ授業参観に行ってみたら、

男子生徒に混じってサッカーしてました」

「本当か?」

「えーと」

「色気がないというのはほんとうか!!?」

「まあ・・・みとめたくはないけどね。どーせ私は色気ゼロよ!」

「おお、そうかあ!

ならよし!

学校いってよし!」

「本当!?」

「ああ。ただし彼氏ができたらわたしに合わせろよ!

ちゃぶ台がえしで追い返してやるから!」

「・・・わかった。」
< 13 / 17 >

この作品をシェア

pagetop