眠れぬ森の美女
「それはそれは素晴らしい寝心地と噂のベットでして。

横になったが最後、

たちどころにまぶたが閉じて二度と目を覚まさないという!」

「…それはそれで問題が山積みだと思うのだが。」

「けっこうなことではないですか!

これで私どももようやく安眠することができますし、

何より今のままおき続けていては姫さまのお体がまいってしまいます。

ここは姫さまのお体を第一に考えた処置をおとりくださいませ、王様。」

「ううむ。大事な一人娘だからな。おまえのいうとおりにしよう。」

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