海も空も
後からあたしを抱きしめる。
晴陏…緊張してんの?
心臓の音…すごい伝わってるよ。
「…晴陏、本当に李潤の事好き?」
自然とあたしの口からこぼれる言葉…。
「うん…。俺李潤が好き。」
晴陏、手、震えてる…?
抱き締めてる手を肩に移し
あたしを回れ右させた。
「うわ!」
ぐるっと回り晴陏と向き合った。
「俺と付合ってください。」
「うん。」
突然で驚く程あっさりで、
雨降りの日の始まりでした。