わたしの意味
弐
それは突然だった。
実家から連絡があって
…すぐに帰ってこいと。
おれはバイト先の店長に謝って、
実家に戻った。
ただいまっ
声をかけるが返事がない。
居間に両親が並んで座っている。
バイト中にいきなり、どうしたん?
両親は答えない。
うつむいたまま。
理由はすぐにわかった。
両親の目の前にある布団。
そこに寝てる姿。
弟だ。
声がでない。
おれは両親の隣に座る。
眠ってるようにしか見えない。
小さく言う。
…どうして?
両親は無言のまま。
信じられなかった。
…どうして死んだの!
父親が小さく首をふる。
いや、死んではない。
ただ起きないんだよ。
何をしても目覚めないんだ…
実家から連絡があって
…すぐに帰ってこいと。
おれはバイト先の店長に謝って、
実家に戻った。
ただいまっ
声をかけるが返事がない。
居間に両親が並んで座っている。
バイト中にいきなり、どうしたん?
両親は答えない。
うつむいたまま。
理由はすぐにわかった。
両親の目の前にある布団。
そこに寝てる姿。
弟だ。
声がでない。
おれは両親の隣に座る。
眠ってるようにしか見えない。
小さく言う。
…どうして?
両親は無言のまま。
信じられなかった。
…どうして死んだの!
父親が小さく首をふる。
いや、死んではない。
ただ起きないんだよ。
何をしても目覚めないんだ…