人貸し屋



そんなことを考えていると

前から中学生くらいの男の子が

楽しそうに歩いてくる



ここは、さっき言った通り

人通りの少ない道



中学生の男がこの道を知ってるのは

少し、ビックリだ



中学生くらいの男は

ニコニコしながら荷物を持って

俺の方なんか一度も見ずに

走っていった



「・・・?

 どこに行ってるんだ?」



この先は、確か工事途中の

空き地しかないはずだ



いろいろ、おかしいと思って

俺はその男の後をついていった



それが、

俺の求めていた刺激を

最大限に味わうとも知らずに・・・



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